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問屋さんの結城紬コーナー

結城紬・・・私には縁遠いなぁと思っていた至高の紬です。

実際に着る機会というものにめぐり合えなく遠くから眺めていたものですが、最近にわかに急接近!
もともと自分の着方もぴしっとしたかったので風合いが“真綿のふうわりとした物”はどうかなぁと思っていましたが、
最近は歳とって丸くwなったのか身体のラインにあまり執着できなくなったw(“しなく”ではなく“できなく”)のか、そろそろ着てもいいかなぁと思い始めたのか急に結城紬への興味が沸いてきました。

着物好きの方なら一度は聞いたことがある結城紬ですが、
どんな。。。となると“高い紬よね。。。”といったばくっとした印象の方も多いかと思います。

そこで“最高峰”と言われる結城紬をここでざっとご紹介します。

まず、産地は栃木県小山市、南河内町、二宮町、茨城県結城市及びその周辺。
真綿から糸を引くことを“糸つむぎ(糸とり)”といいますが、
その真綿は を重曹入りの湯で煮込んだ後、水を張ったタライで一個ずつ手で広げて作ります。
その真綿を『つくし』という糸つむぎの道具に掛け、手で引き出すようにして糸を取るのです。
     tukushi

              ↑ 『つくし』

真綿50枚分を“1ボッチ”といい、その1ボッチ分の糸を取るのに約10日近くかかります。
そして着物1反を作るのに7ボッチ分の糸を引かなければなりません。

そしてつむぎ糸を糸車で糸の状態を調整しながら巻き取り
図案に基づいて“絣くくり”をします。
(この間にも工程がありますが、長くなるので省略します(^。^;))
糸染め(染色)をし、絣くくりした糸をほどき
その糸に糊付けやほぐして巻き取るなど多くの工程を経て“機ごしらえ”をします。

そして機織りです。
結城紬は地機(いざり機、ハタシともいいます)で織られます。

     jibata1


     jibata2
     

作業効率では高機(腰掛けて織る機)に及びませんが手つむぎ糸を扱う上では地機は都合がよく、独特の風合いを出す意味でもなくてはならないものです。

結城紬の絣で主なものは『亀甲絣』と『蚊絣(十字絣)』で、その絣合わせが緻密なものほど織るのに日数を要します。
絣織りの結城紬は一反で 経糸、緯糸それぞれの工程を合わせて出来上がるまでに45工程以上の作業が必要になるのです。

昭和31年、国は結城紬を重要無形文化財に指定しました。
 指定要件は 
  1.使用する糸は全て真綿からの手つむぎ糸とし、強撚糸は使用しないこと
  2.模様をつける場合は手くびり(手で絣くくりをする)によること
  3.いざり機(地機)で織ること
の3点で、『平織り』のみが文化財となりました。
文化財申請は『縮織(ちぢみおり)』もされましたが歴史の浅い縮織は除外され、芸術的な価値が高く、地域的特色ある平織のみが文化財となりました。

着込むほどに、そして洗い張りなど水をくぐらすほどにその風合いは増し、しかも丈夫。
紬特有のツヤと柔らかさ、空気を抱くようなふんわりとした着心地感の結城紬。

現在、文化財に指定されているものも、そうでない結城紬もありますが
14世紀の文献に残る名産品『常陸紬』の頃から多くの人々を魅了し続けて来ました。
やはり“イイ物だから”そして“守り続けて”残ってきたんでしょうね。

結城以外でも素晴らしい『布』はまだまだたくさんあります。
その布たちとそれを生み出す人々の奮闘努力に私たちが応えてあげるということは“着ること”なのだと思います。




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トリビア気分です

「ボッチ」という言い方、初めて聞きました!
いいお勉強させていただいております♪
連休を利用して勉強もしたかったものの・・・・変な時期に風邪ひいたものです(^^;
また覗きにきますね。こっそりと。

あらら

風邪引かれてしまったんですね。
ここのところ急に気温の変化があって調節がたいへんでしたよね。
お大事に~~!
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京都で着物スタイリスト、着付コーディネートをしています。
きものに関する出来事や気がついたことなどを綴っていきます。

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