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黒繻子に豪華な刺繍の帯

宇ゐの紬展でお手伝いいただいたもうお一方の着こなし。
町屋催事であることを考えていただいたようで
素敵な銘仙で来られた。

   meisen


年代物とのこと。
古いものを着るときはやはり裄などが出ずに短い袖で着なくてはならない場合が多いが
きれいに仕立て直しをしてぴったりで着ている。

そして驚くべき見事な黒繻子の帯。100年近いものとのことだ。
柄も珍しい長毛犬の“チン”(漢字では“狆”)。
色糸と遊ぶ姿は優雅なものだ。

  syusu1


日本に持ち込まれたもっとも古い外来種の犬ではなかったか。
これだけの刺繍とモチーフの珍しさから
この帯のルーツを辿りたくなってしまう。

やはりきものや帯は人が纏ってはじめて息づくということを実感する。
“箪笥の肥し”という言葉をよく聞くが
平面にたたまれたままの状態は本来のきもののあるべき姿ではない。
柔らかい人の身体の曲線に布が巻かれた時に
たたんである時とはまったく違うパワーと魅力が出てくる。

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粋な縞模様のね銘仙に
格調高い狆の模様の黒繻子の帯!
ピッタリ似合って素敵です。

この方、ほんとに素敵な着姿でした。
アンティークなのに色数もあまり多くなく
帯のお腹の方は、巻き方を逆にすると糸玉かなにかが出るらしいのですが
あえて繻子地の黒無地で帯留めを使って巻いておられましたよ^^v
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Author:宇ゐ
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京都で着物スタイリスト、着付コーディネートをしています。
きものに関する出来事や気がついたことなどを綴っていきます。

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