綿薩摩

実に4ヶ月ぶりの更新。
やっと写真の整理やUPする気力を取り戻しました<(_ _)>

今年3月末に出かけた南九州でもう一箇所回って来た場所がある。
『南九州紬紀行?』とするはずであった
“薩摩絣”である。
木綿の織物の中でも最高のものとされている薩摩絣は
その肌理(きめ)の細かさから肌触りは格別。

綿薩摩の絣模様は大島紬と同じ“締機”(しめばた)による。
結城紬の絣は手くくりによって防染される場所に糸が巻かれるが
この『締機』は経糸(たて糸)の木綿糸で図案に合わせて
強く締めて仮織されて絣模様が生まれる。

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訪ねたのは西都城の『東郷織物』さん。

手織りの丹念な仕事によって見事な布となっている綿薩摩は
絹に負けない柔らかさと木綿のなめらかさを併せ持つ
独特の風合いが魅力的だ。

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明るい工房で黙々と織り続ける職人さん達の手わざは見事で
美しい藍色の布がここから産まれる。

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木綿糸は絹糸よりすべりが悪く綿薩摩に使われる極細の糸は切れやすい。
それだけに繊細で高い技術を要する織物なのだ。
かくして紬愛好家には垂涎の着物。
現在は藍染以外のおしゃれな色合いも多く
私もいつかは仕立てて着たいあこがれの紬である。

       mensatuma7
 

上の写真の綿薩摩は絣のない比較的お手ごろの物。
東郷織物さんはアンテナショップ“NAギャラリー”も持っておられて
実際に綿薩摩の着尺や綿薩摩で作られた小物類も常設されている。

  tohgoh2
 

ちなみにかの有名な県知事東国原氏も都城出身。
東郷織物さんにも来られたことがあるそうな。
マンゴーや地鶏だけでなく、薩摩絣普及や技術者育成にも
ぜひご尽力願いたいものである。。。



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