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無双きものの悩み

とあるクラブの若いママの着付けに行ったときのこと。

『着物を店のお客さんの呉服屋さんに買わされた・・・( ┰_┰) 』と・・・。
まだ、その着物は仕立て上がっていなかったのだが
どうもかなりの高額だったらしい。
“買わされた”という発言が気になって聞くと
欲しかった着物とは違うものを勧められて勢いに押されたらしい。
しかもその呉服屋さんに行く度に何も買わずに帰ったことがないという。
お見事というか感心するというか、、、(;^_^A

洗いを出していた着物を取りに行ったそうなのだが
念のためにお金を持参していたらしい。
その“念のため”というのがまた不思議なのだ。何のための“念”なの?と聞くと、
欲しくなった着物を2~3回の分割払いにすると
支払いに行く度にまた別の着物を買ってしまうから、もし欲しい物があっても分割にしないで済むように“持って行った”のだそうであるw

さらにどんな着物を買ったのか聞いてみると
『無双』の着物らしい。

(-_-)ウーム・・・・

『無双』というといわゆる“紗合わせ”の着物である。
一般的には無双は6月と9月上旬に着る着物とされている。
ただ、「祇園」は“一般”なのだろうか・・・。
普通の着物ならよりたくさん着れるように季節の先取りや温暖化の現実から多少の時期越えも容認される風潮があるが
無双に関しては普通の着物というより“通好み”の域のものだと思う。
特に祇園ではおもてなしをする為の着物であり、季節“感”を大事にしなければならない場所だ。
季節を謳歌する着方の無双なのでそれを選ぶ人はそれなりの意識を持って欲しい。
二枚合わせにはなっているが『紗』を9月に着るのは
他のママ達には避けるように言っていた手前、返答に窮する。
でも9月に着るよう新調した着物を着ないほうがいいとも言いにくい。

しかし!勧めた呉服屋さんももうちょっと神経を使って欲しいものだと
つくづく思う。

そのママは“単衣”が欲しかったそうだ。
確かに単衣の時期と重なる時に着られる無双なのだが
色柄は気に入ったとはいえ素材が難しそうな着物なので後悔しているらしい。

歳が若いことをタテに今週1日だけ着せてしまうか、
(もし先輩に何か言われたら新調したから1回のみ・・・と言い訳を用意w)
あるいは来年の6月に安心して着る為に保留するか。。。。

場所が祇園のド真ん中なので
今なお悩むところである・・・。









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結果・・・

そのママさんは無双のきものをおろすのは来シーズンと決められました(;´Д`A ```
同じ着るのなら、安心して着たいとのことですw
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Author:宇ゐ
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京都で着物スタイリスト、着付コーディネートをしています。
きものに関する出来事や気がついたことなどを綴っていきます。

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