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嶋原 菊川太夫さんとのひととき

連休最終日は“こったいさん”お手前のお茶会に参加。
“こったい”とは嶋原(島原)の太夫さんのこと。

花魁(おいらん)と混同してしまいがちだが、“花魁”は江戸吉原遊郭の遊女を言う。
京都島原の太夫と江戸吉原の花魁とは、その着付もヘアスタイルも、歩き方、使う言葉も違う。
“こったい”とはかつての島原の名妓が能狂言に“凝った”からとも“こっちのたゆう”からとも言われる。

今日のイベントは三十三間堂の東向かいにある『法住寺』さんでの【華燭の会】。
菊川太夫(所属は置屋くし菊)さんのお手前でお茶をいただいた。

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元高砂太夫さんをおかあさんにしている菊川太夫さんはお茶は『藪内流』。

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法住寺さんの庭園内の松越しにみえる待機中の禿(かむろ)ちゃんの背中。
金駒刺繍で「菊川」と縫われている。太夫さんの出演には2名の禿が付き添い、お茶のお運びを手伝ったり。

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きれいに咲いていた青紫の花は調べたら『シラー・ペルビアナ(大蔓穂-オオツルボ-)』という名前らしい。
お寺にあるので和花かと思いきや違ったw

お茶の席へ案内されてお手前へ。(↓お手伝いをされている方デス)
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いよいよ菊川太夫さんの登場。
お手前最中は撮影できないのでこれは終わってからの撮影許可後。

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髪飾りは鼈甲や塗りの櫛・八本の笄(コウガイ)・簪などで5キロほどにもなるとか。
それに打ち掛け、丸帯などで相当な重量。
太夫道中となると三枚歯の黒塗りの高下駄が片方約2キロ。
足袋は履かず一年中素足(現在は時に足袋も履くらしいが)で
衣装に夏物がないとのことなので、夏は暑く、冬は足が冷たいそうだ。

重さもあり、着付・帯結びはおかあさんに手伝ってもらいながらでないと難しいらしい。
衿を返して赤い色を見せているのは禁色の赤を着られる身分であることを表しているとのこと。
帯は高貴さの証の前帯。“心”の文字をかたどった五角形の結び方。

紅は下唇のみ。祇園では芸妓になると上唇も塗るが太夫はずっと下唇だけ。
お歯黒は殿上に上がれる位の者は白い歯を見せるのははしたないとされるため。

これらの支度は今は現役の太夫さんたちがその様式美を伝えている。
お座敷でなくてもこのようなイベントなどで我々もその姿を見てその歴史に触れることができる。

ちなみに文様の名前で「吉野間道」は嶋原の名妓吉野太夫が中国広東省の縞を好んだということから出来た名前とのこと。


このイベントを紹介していただいた知人。
今日の着こなしも素敵だった。
おばあさんの気に入った柄の着物があったが、寸法が合わなかったために
自分用に復刻させて染めてもらったそうだ。

快晴の空のもと、杜若色が美しく映えた。

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お茶席後は松葉のお蕎麦を

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関西在住の方は
2013/05/12(日)6:45~7:00にてMBS毎日放送「美の京都遺産」2007年の再放送で“常照寺”放映。
常照寺は京都の鷹峯のお寺。嶋原の名妓“二代目吉野太夫”のお墓がある。
毎年4月第二日曜日に“吉野太夫花供養”が行われ、太夫道中を観ることができる。
番組では恐らくその太夫道中の様子をとらえているハズ。

また、今回のようなお手前観賞やほかのイベントへ参加ご希望の場合は
角屋文化美術館さんのサイトにて太夫さんのお手前観賞会がUPされたらイベントに申し込まれるか、
置屋くし菊】さんのサイト新着をチェックして参加申し込みを。
    

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京都で着物スタイリスト、着付コーディネートをしています。
きものに関する出来事や気がついたことなどを綴っていきます。

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