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【なれゐて探究会】-麻-

今回の【なれゐて探究会】は夏までもうすぐということで“麻”の探究。

JR宇治駅近くにアトリエがある『青土』さんにてのワークショップである。

私自身も数年前より麻への興味が深くなってきていて、
行ける産地には極力足を運んでいるが
ここ青土さんの麻はやはり“本物”といえる場所だ。

もともと麻は絹のはるか以前より衣服として着られていた。
・・・というか、着るものは麻(葛もあったが)しかなかったのである。
現代は麻=夏だけという認識だが、
絹も木綿もなかった時代には
草の葉から繊維をこそいだり、叩いて柔らかくしたり、裂いて細くして糸を取り、あるいは細かくくだいて綿状にして糸を引いて布に織り上げて衣服としていた。

麻と一口に言うがその種類は実に多く、
大麻(ヘンプ)や苧麻(からむし・ラミー)亜麻(リネン)などなどがその主なもの。
世界レベルでは麻の歴史はリネンが最古といわれているが
日本にこのリネンが持ち込まれたのはかなり後世(明治期)で、
日本での麻は長年“大麻”のみを指していた。
きものの柄にある「麻の葉」文様はこの大麻の葉の文様だろう。
しかし現在の“家庭用品品質表示法”でいう“麻”は
残念ながら大麻は入らない。苧麻(ラミー)と亜麻(リネン)のみを指す。
ここで大麻と聞いて(-ω-ll) ウームとなる方はこちら(麻の総合利用研究センターレポート)をぜひ。


さてこの度の【なれゐて探究会】ではその麻の分類や認識の説明などおおまかな説明。
これからの暑い時期に備えての素材として麻を少しでも知って欲しいとの思いも含め、
青土の橋本さんからいろんなお話を伺えた。

湿気や水が大好きな麻を上手に“手なずける”と
シワ対策や汗対策も想像するほど難しくないということも理解していただけたかと思う。

       asa4


asa1


asa3



そして短い麻の繊維から、きものを織るほどの長い糸にするための
“撚り繋ぎ”という方法も実際に間近で見ることができた。

       asa5

現代はちょっとした気候の変動で6月の真夏日も増えて、すぐに30℃近くにまで気温が上がる。
きものをその時期に着るのには季節を守るということも大切だが
それよりもやはり暑苦しくない着こなしで“涼感”が大事。
お祝い事やお茶会などの改まった席でなければ
あづい~~~~~ヽ(;;;´Д`)ノという日にはさらりと麻の着物で出かけたいもの。
ちなみに日本では麻の着物は普段着扱いとなるため礼装では着にくい。

でも実際に涼しいし強い日差しからも肌を守る。
肌着や襦袢、足袋、ショールなどに麻素材のものを選ぶのも効果的。
一年を通してきものを楽しみたいと考えるとこの暑い夏をどう楽しく乗り切るかは毎年やってくる季節だけにぜひおさえたいのだ。

夏は着物は暑い、ではなく
麻の着物で夏こそ涼しく出かける、、、と考えて
そろそろ夏の準備を始めませんか。

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京都で着物スタイリスト、着付コーディネートをしています。
きものに関する出来事や気がついたことなどを綴っていきます。

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