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京北でのつむぎ織

京都は右京区の西北 京北町というところできものを手織りしている方がいらっしゃる。

陣内章代さん
ここのブログで5/28にUPした蒔糊友禅陣内久紹さんの奥様。

ご主人はいわずもがなの超こだわりの作家さん。
そして章代さんは優しい奥様でありながらやはり1反1反を糸染めから織りまでお一人で丁寧につくっておられる。
染織作家志村ふくみさんに師事され、
京北へ移り住まれてからも志村さんのもとへ通い染織りを習得された。

先日この陣内ご夫妻のアトリエを訪ねた。

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    IMG_3265.jpg

糸はすべて植物染色。
その多くは地元京北の植物で染料を取っている。

     IMG_3256.jpg

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染料は
“野いばら” “萩” “ねむの木” “月桂樹” “梅” “くさぎ(臭木)” “よもぎ” “桜”etc.
媒染によっても同じ植物からいろいろな色を出して染めている。
ブルーを表現する“くさぎ(臭木)”は時に無媒染の場合もあるとのこと。
写真の桜染はその桜の灰汁で媒染している。

どの染糸も優しくふんわりとした明るい色。
さらに植物の中に潜むパワーもその染め糸にうつりこむ。
きっと着る人にも、着姿を見るひとにもほわっと暖かい気持ちと
自然(の持つ命の力を伝えるだろう。

経糸には細かく差し色の糸を挟みこんでいるので地色に深みと奥行きが出る。

     IMG_3267.jpg

  IMG_3268.jpg

残念ながら現在は製作途中の状態なので完成品としてのきものの写真は撮れなかった。

アトリエ周囲は山の美しい緑がたくさん。
気温も今はとても過ごしやすい時期だ。
機織りのぱたんぱたんという音が里山に響くのはきっと心地よいだろう。

陣内久紹さんの蒔糊友禅と章代さんの紬きものの展示会は今年(2014年)10月に九州で開かれる。
10月24日~27日福岡で、続く10月30日~11月3日佐賀の予定。
詳細は“陣内久紹 陣内章代”のサイト“きもの展”情報にて近いうちに告知予定とのこと。

お近くの方ぜひお立ち寄りを!!
優しい気持ちと生命のパワーをもらえると思います!
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絞り着尺の面白さ

絞りの着物第二弾。

今度は最近コーディネートした単衣もの。

hujii-kiyatas.jpg

縫い締め絞りに幾何柄の袋帯。
きものの生地は大島紬。やはり藤井絞さんのすっきりとしたデザイン。
袋帯は今河織物さんの木屋太ブランドを合わせる。

大島地なので薄いがしっかりとした生地。軽くて裾さばきが良く
この時期のじめじめした気候にはぴったりだ。
絞りの着尺は街着仕様とも言えるが、絞る面積が生地全体なので
ある意味裾柄のみの訪問着よりも手間が多いとも言える。
絞り目の拡大↓
hujii-kiyatacs.jpg

針穴が見えるように気の遠くなるような細かな作業の先に
このようなカッコイイ文様となる。

木屋太帯は大胆になりすぎず、きものの地色を感じて添いが良い物を選ぶ。
この時の帯揚げはきもの地色の共色に近いクリーム色。帯締めは生成りに黒糸をあしらったモダンなものを。

とにかく全身に柄があるので色数が増えないようにする。
せっかくのしゃれた絞り目文様を引き立たせるコツでもある。
同時に単衣きものである以上、暑苦しくならないように。

次回の紹介はより涼やかな単衣友禅です。

本疋田訪問着

少し前だが4月のパーティ用着物をコーディネートした。

本疋田訪問着1cs

仮絵羽で試着時点での写真なので小物はナシ。
総疋田(絹糸でくくった疋田絞りが全面に)のちょっとスゴい着物。
仕立上がって柄がきっちりと合って来るとその迫力はさらに増した。

絞りの着物はきもののパワーが強くてコーディネートが難しいが、黒地に柳と白鷺の刺繍柄袋帯で。
帯が腹と太鼓の柄で黒の無地場がある為、総疋田のパワフルな加工+柄と喧嘩せずに納まる。
帯揚げはグリーン系縮緬無地で
帯締めはパールを贅沢にあしらってある太めの若草色。(小物写真撮り忘れ( ┰_┰) )
その帯締めは実は振袖用。

祇園や新地のママさん達が揃う席だったので
友禅や刺繍、モノトーンものを避けての選択だった。
これなら似たような着物でかぶってしまう心配は皆無である。


特筆すべきはやはりこの疋田鹿の子。
拡大写真↓
hitta-L.jpg
粒の立ちがきりっとしていて見事に揃っている。
大胆な柄もこの鹿の子の頭の粒が小さい為にメリハリがきいて引き立つ。
藤井絞さんの渾身の一着。

『もう一回着ようかな』との発言があり、かなり気に入った様子。
1シーズンに同じ着物を2回着ることは稀なのでほっと一安心。

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Author:宇ゐ
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京都で着物スタイリスト、着付コーディネートをしています。
きものに関する出来事や気がついたことなどを綴っていきます。

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