西陣が『NISHIJIN』として。

先週、西陣に新しい形のショールームがオープン。

以前御池創生館にあったHOSOOさんのお店がそのルーツの所在ともいえる西陣の中で
西陣織のファブリックやインテリア小物などのコンセプトショップとして提案ショールームとなっている。

金曜日に行われたオープニングのレセプションには呉服の世界とはまた違うゲストの顔ぶれ。
年齢層も若く、海外からも。
デザインやメディア関係の人も多そうだった。



まずは入口のバッグなど。


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そして素材を活かしたクッション。
シンプルで抑えたゴージャス感。

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これも西陣織のカタチ。
大きくスタイリッシュで存在感のある椅子だ。
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奥の工房にはこれらの広幅素材を織り出す織機が音を奏でていた。
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先ほどのクッションなどの生地はこれ。
内装材としての用途もあり、その可能性は広がる。
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同時にこのショールームで見ることができる工芸品の数々。
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圧巻はこのドレス。美しい。
MIHARAYASUHIRO氏デザインのもの。
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京都の織物が未来に向けて形を広げている実感のあるショールームとなっていた。
2Fの商談スペースではどのような取り組みがこれから話し合われていくのだろう。
守るものと、歩を進める動きと。
糸との真摯な取り組み、織り技術の革新はこれからも続く。



西陣 秋のイベント②

西陣のイベント、次に訪ねたのは平野神社の近く「わざ永々棟」で行われる、
西陣織元『枡屋高尾』さんの展示会会場。

一般の消費者にも開放されるのが10月6日(土)の『美の創造展』。

1Fは新作を含めた“※ねん金綴れ”の帯やオリジナル新作着尺。
結びやすくコーディネートするだけで上品さが増すシンプルな帯や
地紋織の高級感ある無地着尺があり、ビギナーさんにもたくさん着物をお持ちの方にも
重宝しそうなものばかりです。

2Fは織り機と、圧巻の“ねん金綴れ錦打掛け”群。(非売品)

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織りの体験も少しさせていただけるようです。


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10/3~5は業者さん向け内見会で、6日が一般開放です。



※ねん(糸ヘンに念)金についてはこちらをご参照ください。
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宇ゐ

Author:宇ゐ
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京都で着物スタイリスト、着付コーディネートをしています。
きものに関する出来事や気がついたことなどを綴っていきます。

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