鞍馬の機場へ

春の陽気に誘われて久々の遠出。


・・・・・と思ったら結構近かった鞍馬。


目的は最近引っ越された西陣織のきものや帯を製作されている
『織座 くれはとり』さんの新工房へ。

“くれはとり”とはここから↓命名されているとのこと。
        ウィキペディア 呉服神社 祭神が“くれはとり”。

絣と紋織(経錦や御召、紹巴(しょうは)などを含む)の“織のきもの”を中心に、帯も織られている。

糸のかすりやぼかし染め、経糸の整経などなど説明もしたいのだが勉強不足の為うまくまとめられない(T_T)

なので、今日はまず工房風景をご紹介。


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       工房の屋根に見える糸車マーク。




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    これらの機を一度解体してからまた組み立てて、、、お引っ越しはさぞや大変だったことと思う。

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       経糸に絣くくりと染めを繰り返した糸がかかっている。右は太子間道。どちらも帯。
       
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       これらのドラムは経糸を巻き付けていろいろな作業をする道具。(太鼓と呼ばれているらしい)
       長く延ばさずコンパクトに経糸の作業が出来て効率的だ。
       もうかなり古くからのを大事に使っていて、同じ物を新しく作ることがほぼ難しいとの事。
       織技術を支えるこういう道具も伝えて残して行かなくてはではとつくづく思う。

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          経糸に絣くくりをしているところ。糸のテンションを保ちつつ細かい絣くくりが可能。
          やはり狭い場所でもできる道具は便利。一度に数反分もの経糸をくくることができる。

                  kureha6
                  ぎっしりと出番を待つ糸達。これが既に美しい




叡山電鉄「二ノ瀬」駅近くに静かにたたずむ工房である。
ここからまたきもの好き垂涎の布が生まれていくのだ。

織物の奥深い世界がここには詰まっている。


                      

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京都で着物スタイリスト、着付コーディネートをしています。
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