髑髏の柄の帯

今日は国民文化祭オープニングの日で
御池通り近辺はきもの姿であふれました。

三条の京都文化博物館で面白い柄の帯巻いている方を見つけて
写真を撮らせていただきました。

黒いお召しを着て着こなしもとても素敵な方です。
そしてその帯が髑髏w
柄は織り込まれていています。
目が吸い寄せられるように釘付けとなり、思わず撮影を頼みこみ。

dokuro1


dokuro2

そして前の腹の柄も・・・
髑髏が煙管をふかしていますね。

dokuroobi-mae2

前も撮らせてくださいとお願いしたら帯留めをさっと脇へ寄せていただきました。
この帯留めを何にされていたのか、気になりますが。。。
寝付け↓は赤い印伝の可愛らしいもので、センスがきらりと光る着こなしでした。

dokuroobi-mae


写真を撮らせていただき、ご協力にとても感謝です。

着る人が存分に楽しんでいるのがうかがえる装いだと思いました。

“着る”ということについて話をしました。

昨日のKIMONO熱中塾は“着る”ことに直球の話題。

『着崩れる』ことへの感覚を私見ではあるが説明をさせていただいた。

きものはその生地自体はストレッチ素材は皆無。
すなわち、伸び縮みは一切ない。
ということは、身体が動くとどうなるか。。。
最初に止めた場所とずれるのである。

ズレを嫌ってロックするように紐を締めて着ると、動けない。。。
動きやすくしようと思った時に、紐をゴムにした程度では着崩れが防げないのが現実だ。
この辺は文章にしにくいので
これからいろんな会を開いて少しずつ説明する機会があると嬉しいなぁと思う^^;


ともあれ、この日はお集まりいただいたかたのほとんどは着物をよく着られる方達だったので
着る為の手順以外の話に終始した。

コメンテータの田中千衣子さん(鞠小路スタイル:京都の四条河原町近くで着付教室を開いておられる)にも
お手伝いいただき、私とは違う解釈の着付のコツを一部ご披露いただく。


netyujyuku-vol6


お客様の帰られた会場にはたぶん落ちたウロコ(目からw)がたくさんあったかと思う。

こういう内容の会はまたどこかでぜひ開いてみたい。



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京都で着物スタイリスト、着付コーディネートをしています。
きものに関する出来事や気がついたことなどを綴っていきます。

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