汗抜き&涼しく着る工夫

2011年7月23日(土)は第四回目KIMONO熱中塾でした。
テーマは〔暑い時こそ涼しげに。浴衣・夏物攻略法〕。
会場には一級染色補正士(いわゆるシミ抜きやさん)松川氏に来場いただき
いろいろな質問にも答えていただきました。
多くの参加者さんからこういう工夫をしているよ~というご紹介や質問も出て
とても活気のある会となりました。


まずは汗抜き方法から。
汗は水によく融けるのでベンジンは使いません。
〔用意する物〕
 ☆タオル2枚以上
 ☆水の入った霧吹き(なるべく細かい霧の出る物がよい:菓子製作用霧吹きはGOO!)
 ☆丁寧に落したい場合は、ぶらし専門店や染料店で販売されている汗抜き用ブラシ(馬毛などの洗いブラシ)

◆テーブルの上にタオルを敷いて、その上に汗がついた部分を置いて霧吹きで“水”を吹いてください。
◆別の乾いたタオルで汗を浮き出させた水ごと吸い取るようにトントンと叩いて上下のタオルに移します。
 布をこすらないようにしてください。
 霧吹き→汗吸い取りを汗のかき具合に合せて布の様子を見ながら数回繰り返すといいです。
◆ブラシを使う場合も上からトントン叩いて繊維の隙間から下のタオルに汗成分を移し落します。
◆その後濡れた部分が少し縮みますのでアイロンを濡れた部分の外側からかけて縮みを伸ばします。
 (当て布をしてください)
 ※ 縮素材の場合はシボがつぶれないようにアイロンは当て過ぎないよう寸法が戻るだけにしてください。
   ぺたんこにすると風合いが失われます。アイロンを浮かして生地をのばしながら掛けるといいです。
◆衣紋掛けにかけて陰干しをし、しっかり湿気を飛ばしてからしまいます。

◆シーズン終了時にはやはり業者さんに“汗抜き+丸洗い”が安心です。ぜひ来年に備えましょう。
 (丸洗いのみでは“水”を使わないので汗成分が抜けないことがあります。)
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涼しくきものを着る為のグッズ
 ○ 男女共 ステテコ! 
   呉服店でも女性向け和装用としてありますが、
   有名肌着メーカのいろいろな素材のステテコもあるのでぜひお試しを!
 ○ 和装ブラジャーや肌着の代わりにユ☆クロのサ☆ファインアセトリ→ワキパッドついてます。
 ○ 肌着にシャツ☆ールという布用冷感スプレー(襦袢や着物には使わない)

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昨日のKIMONO熱中塾は“涼しげ”よりも実際に涼しく着る方法へ話が流れていきました(;´▽`A``
涼しく着るコツや着た後の心配が少なくなるとほんとに夏のきものを着易くなります。
肌着の工夫で浴衣も楽しく着てお出掛けしましょう^^


宇ゐは司会進行をしていましたので、写真撮れませんでした(T_T*)
実はカメラは持っていってたのでどなたかにお願いしようかと考えましたが
なんと・・・ドキ───Σ(゚Д゚;)───ン データカードを挿し忘れ・・・_| ̄|○

近日中にどなたかの写真をいただいてUPします。
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京都で着物スタイリスト、着付コーディネートをしています。
きものに関する出来事や気がついたことなどを綴っていきます。

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