思い出の帯を・・・

京都で着物の仕事を始めてから実家へ帰ると決まって頼まれることがあった。

和ダンスの整理。。。(;´▽`A``

小紋や附下げ・ウールの着物や祖母や母のきものなどなど
箪笥を占拠していた日の目を見ないきものが
虫干しなどをおっくうがっていた母には気になっていたようである。

毎年のようにあっちこっちへ整理しているうちに
実家にあることの意味が希薄であることに気づき、
一昨年とうとうおおかたを京都へ送ってしまった。

仮に母が着ることがあっても私が準備して送ればよいので
喪服などの急を要するもの以外は京都でじっくり“料理する”つもりである。

以前に父のきものをリフォームして自分のものにしてしまった件はここでUPしているが
第二弾、母の帯。

 hahaobi2 hahaobi1


約50数年前に使ったという結婚時に作った帯らしい。
私が生まれる前の思い出の帯とのこと。
ただ、今の自分が巻くのにはやや派手過ぎ(^_^;)
あちこちにシミもあったが、色柄や織組織は何とも言えない古い感じがなかなか良かったので
額装にしてしまった。

寺町通りの額屋さんへ帯生地を持ち込んでフレームや周囲の色を選ぶ。
周囲の押さえ紙の厚さが3?4ミリあるのだがそのマチ部分は帯に合わせて金色を使ってもらった。
フレームや押さえ紙の色選びは額屋さんのお兄さんが親切に手伝ってくれて
出来上がりは満足( ̄ー ̄)v

今月は母の誕生日があるので今年のプレゼントはこれに決まり。

帯生地がまだ残っているので自分用に小さい額も作ってみようと思う。
ほかにも仕立て残布などがいろいろあるので
アートフレーム作りがマイブームとなる予感である。



facebook

プロフィール

宇ゐ

Author:宇ゐ
宇ゐのキモノブログへようこそ!
京都で着物スタイリスト、着付コーディネートをしています。
きものに関する出来事や気がついたことなどを綴っていきます。

最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
リンク
ようこそ!

月別アーカイブ
ブログ内検索
RSSフィード
オススメの書籍!

最近のトラックバック
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる