祇園のママ(マイブーム編)

一ヶ月半振りの更新・・・
写真は折に触れ撮ってはいたのだが“話題”としてまとまらなかったのが事実
まぁ人はこれをサボっていると言うのだが。。。

そこで以前にもUPした『祇園のママ』編第三弾w

祇園のママ数名の着付けやコーディネートをするようになってもう数年になる。
その間手探りでお客様やママ自身にとって心地よく
仕事にやる気の出る着物の着方を模索し続けているが
携わった初期の頃から比べるとだいぶ着物の選び方・合わせ方・ママの好みが変わってきている。

   
            gion3

  ↑これは初期の頃の着物。
着物は絞りのおぼろ染め(純正品w)で帯は唐織の松藤柄。
やはりやや気合が感じられる。
華やかで祇園のクラブらしいといえばそうなのだが
この着物は今はシーズンに着るのは1回程度。

ここ数年では↓こんな感じが好みとなっている。

           gion1

  変わり地紋の柔らかものにポイントでカラーの花の染め。
帯も着物の地色に準じる色系統にシルバーの唐草紋様。
確か帯締めは白っぽい物や淡いクリームなどを選んだ。
桜の時期の後、単衣の直前に着ている。

もう一つ。
           gion2

  この着物は糸に節のある縮緬紬のような生地にモール糸で木立が後加工されている。
帯は濃い色がやはりモール糸の織物。
木立の一色と帯の糸色を合わせている。
小物はオフホワイトの帯締めに薄いブルーの帯揚げだった。

ちょっと変わっているけど優しさと可愛らしさを混在させたイメージが
最近のママのマイブームである。
いわゆる“いかにも”系はほとんど避ける。
結城や小千谷、ぜんまい、西陣御召などなどの織物も多く着るし
染物も柄を抑えたもの、色を抑えたものなど
どれもコーディネートがし易いものばかり。

そのせいでお店の女の子達への“おさがり”がほとんどなくなってしまった。
時々おねだりされるようだが
選ぼうとしても『今着てる物ばかりだからねぇ・・・』となる。
昔は“お付き合い”や“勢い”で買ってしまったものがあったので
判断がつき始めた頃に『もう、これは着ないだろう・・・』という着物が出てきてそれが頑張っているお店のスタッフへのご褒美となっていたのだ。
その分、今では洋服の方がリサイクルされている様子である(;´Д`A ```


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京都で着物スタイリスト、着付コーディネートをしています。
きものに関する出来事や気がついたことなどを綴っていきます。

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