きもの整理『風入れ屋』ストーリー②

呉服業界で仕事をしているうちに、
それはさまざまな壁に当たるようになる。。。

気持ちの問題、
業界周辺の考え方と自分の想いとの違い
そもそも着物を扱うということはどういうことかという原点の問題・・・etc

その結果、




関東へ帰った(笑)


藤沢市に住んで、それでも着物関連の仕事をしていた、とある日。
よく行くご近所喫茶店の常連さんの女性から
きものを整理するのを手伝ってもらえないかと頼まれた。

年代は私と近いのだが、
小柄で華奢。
実際に伺ってみると着物を出して空にした桐箱をも抱えられないというのが悩みだったようで。。。
そしてリビングに広げた膨大なきもの・帯の量。


『式ごとの物から分類しましょう!』と取りかかってからの道のりが長かった(笑)

喪服関連の物だけでゆうに30点近くはある・・・
おばあさまが着ていた喪服・義母さまからの喪服・実母さまからの喪服・そしてご自身用に誂えてもらった喪服。
それぞれ袷・単衣・夏物に季節ごとの長襦袢と羽織までついている。
小柄なために寸法も問題なく、ひと通り着ることができてしまうのだ。
たとう紙を開けても開けても黒い着物ばかり・・・

最終は黒の染めがまだしっかり美しい喪服を一式選んで収納。

あとは、、、“ある箱”へ。



この“ある箱”がきもの整理に重要であることを後日重ねて“風入れ”を実施していくうちに実感する。



~続く~





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京都で着物スタイリスト、着付コーディネートをしています。
きものに関する出来事や気がついたことなどを綴っていきます。

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