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珍しくトークイベントでした。

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少し前(2017年6月)の仕事でUPが遅くなりました。
梅田阪急百貨店でのplaykimonoでのトークです。
急きょ参加することになりました。
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百日紅で草木染め②(全2回)

さていよいよ百日紅を煮出して染液を作る工程。
葉や枝を取り除いて染液のみに。
水につけておいたストール生地をよく絞って、いよいよ染液のお風呂へどぼん。
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染着き具合を確認しながら好みの色にまで液の中でシャバシャバとムラが出ないよう染める。
そして次は媒染液の準備。灰汁はphを確認。別の入れ物に鉄媒染液の薄めと濃い目を用意。
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媒染液に浸けての色変化を楽しみにしつつ
最後にもう一度百日紅染液へ投入。
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↑これは灰汁媒染でベージュ色に

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↑鉄媒染でグレーに。さばいてオゾンに触れさせて染液を馴染ませるのも大事。

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濃度の高い鉄媒染できれいな墨色に。

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同じ百日紅染液でベージュ色と薄墨色と濃い墨色の3色が染上がった。
流水できれいに洗って染めの工程は終了~。
しかし媒染の力ってすごい。。。

梅雨の合間の貴重な晴れの日。
そよぐ初夏の風にストールが気持ちよさそうに揺れる。
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そしてアイロンで生地目を整えて
高級(?)ストールの完成!!

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このストール生地は麻と絹が半分ずつなのでくしゃくしゃと巻いてもきっとおしゃれだと思う。
草木染めは堅牢度(ケンロウド=染め色の丈夫さ)が低い。
でも褪せたとしても草木染めならではのひねた味のある色になる場合もある。
手染めはたいへんな作業だが愛着が深まることは確かである。
剪定した枝葉もこういう形でその息吹を布に移して纏えるようになるということに
感動すらおぼえるいい一日となった。

百日紅で草木染め①(全2回)

地元京北にての染色体験日。
夏の間三ヶ月近くにわたり咲く「百日紅」。開花前の葉と枝を煮出して染液を作って
麻と絹を織り分けられているストールに浸染をした。
教えていただくのは染・織陣内(ソメオリジンノウチ)の陣内章代さん

百日紅について少し調べたので備忘録として、、。
“ひゃくじつこう”、そして“さるすべり”と読む。
sarusuberi.jpg  sarusuberi-siro.jpg 
どちらもサルスベリだが左は“百日紅”、右が“百日白(ヒャクジツハク)”。
暑い時期に文字通り100日間ほど花がつく「ミソハギ科」の中高木(灌木-カンボク-)。
江戸中期に編纂された「和漢三才図会(ワカンサンサイズエ)」に“百日紅(ヒャクジツコウ)”記述も。
和漢三才図会86 
(右ページの左下隅)
ミソハギ科の親戚のような種類にオオバナサルスベリという木があり
そっちはバナバ茶という健康茶の原料。
百日紅染液に布を泳がせている際に漢方茶っぽい香りがしたので
日本のあちこちにあるサルスベリももしかしたら葉を煎じて飲むと同じような薬効はあるかもしれないが、直接的な記述は見つからず。保証できません(笑)

少し脱線するが、ミソハギは「禊萩」と書くのでやはり調べると
・溝に咲く萩のような花から転じた名
・花が禊の祓に使いやすい形から禊に使われた
などあり、夏の花の少ない時期に咲くので
お盆時期に供えたり祓ったりするお花として一般的な様子。

ミソハギ 
↑ミソハギ
サルスベリは囲碁の用語にも出て来る(ここでは関係ないがw)。
そして高浜虚子の随筆“百日紅”
『炎天の 地上 花あり 百日紅』の句。

猛暑の夏に美しい花をつけ続ける百日紅。
その枝や葉にもさぞかし強いエネルギーはあるのだろう。
花をつける前の枝葉が伸びすぎた百日紅から原料をいただき
染液を作る作業にかかる。

運び込まれた百日紅の枝葉をハサミで小さく切って
寸胴に入れて煮出しの開始。
百日紅1  百日紅2  
同行した呉服業のおにいさんが主な作業をしてくださった。

脱線した内容もあり、長くなったので
百日紅染液を作る→灰汁(アク)と鉄媒染の液に浸すなどの工程は次のブログで。



きもの整理『風入れ屋』ストーリー③

kaze (1)  kaze (2)


前回この記事を書いてから半年以上が経過しての続編。
そもそも『風入れ』とは何ぞやという話も追加したい。

までは風入れの仕事を着付に追加していくきっかけになる話。

グレーゾーンの着物や帯を分類することで、全体像が見えてくる。
着物のことに特に意識がなくても、着る機会がありそうなもの、今後着る着物として1軍メンバー入りしたいものと
着るのに問題があるような古いシミがあったり、寸法が合わなかったりで“除外”していくもの。
それ以外はグレーゾーンである。

次にそのグレーな候補の中で、
見た時に自分の気持ちが上がりそうな色や柄を区別していく。
これはあまり時間を掛けずに。
ところが、その候補選びの際に多くの???が発生する。
風入れはその???に対しての解決策を提供するサービスと言ってもいいかもしれない。

“着る事が出来る”だけではない、“着たくなる”着物を目指すのだ。
“着たくなる”というのは、着姿として、着物・帯・小物・襦袢も含めた着姿全体への満足度。
当然のごとくご本人の個性や姿をより引き立たせる物としていく。

最初に依頼をしてくださった喫茶店で出会った女性は小柄なので
譲られた物も寸法が足りて、シミ・スレ・カビなどの問題が特にない着物も多かった。
とにかく好きな柄、着たい色の着物を選んで、さらに帯と小物をコーディネート。
“なりたい着姿”としての成立を目指して延々と作業が続く。

式ごとやパーティ用の後染め(裾模様の染物)の着物と
軽い食事会にも着て行ける紬・小紋などの分類をし、
いつも合わせている帯小物を変えて違うイメージで着る提案もしていった。

最終的には、抱えられない桐箱には黒に近いグレー(地色ではないw)な意識の着物を。
その他はわかりやすく、しかも取り出しやすく箪笥に納めて終了。
約2日と半日ほどかかったがその時間を通じて
少しずつそのお客様が持っている着物群との距離感を縮めて行くことができたのではと思う。


鎌倉五山第一位の建長寺に『宝物風入れ』という行事がある。
宝物の虫干しを兼ねた展覧会で毎年11月の文化の日に行われている。
ここから言葉をいただいた『風入れや』。
たとう紙を開くだけでなく、しっかり見てみるというのがその柱となる。
数十年前はダメだと思ってた着物や帯が意外なぐらい別の見方になって身近になったり
昔は気に入っていたものが別の印象になったり。

過去ではなく見た時点から先の将来へ向かって
ご自身と箪笥の中の着物や帯との付き合い方を考えていく為のお手伝いが
風入れや』である。


~続く~

着物を初めて着るということ(男性編)

着物を着る事は、特定の着付学院やお教室などの“着付方法(手順)”というシバリがなければ
ある意味“カタチ”を整えていくファッションである。

 今回は、はじめての男性の着物について。


手順は、、、
足袋をはき、下着をつけて襦袢を着て、着物を着る。

そして羽織を着てあとは履物と持ち物。
(夏以外ネ)


足袋はこはぜというちいちゃな小判のような金具が留め具としてついている物が正式だが

最近はソックス状のスリッポン足袋もある。

普段着なら靴下屋さんの足袋状ソックスでもいい。

要は草履が履ければいいのである(笑)


下着はU字型の衿のシャツであれば、別にいわゆる着物肌着でなくてもOK

U字型の衿でないと襦袢衿の合わせ目からシャツの衿が見えてしまうので。

下はステテコ(のようなもの)でOK。

まぁでも普通に下着コーナーで売っているもので十分。

“肌着を着ない”という選択は下の襦袢Tシャツなどでは有り。
 肌着もステテコも皮脂や汗が襦袢や着物に付かないようにするため。

 そして襦袢だが、
最近、なんだかよさげなものを見つけた。

法衣を扱っているお店にありがちなのだが、
 Tシャツ状態で衿が襦袢の半衿がついた状態にある物。
   syatsu-juban-s.jpg
  ただ、↑これは衿の素材がペラペラなため、
上から別の半衿を縫い付けるとよりグレードアップする。
(面倒ならこのままでも)

このTシャツは衿の合わせ目にマジックテープが付いていて
かぶる際にはずして
着た後に好きな深さの衿合わせに変えられるというのがイイ。
こんなのはイヤだという御仁も多い事とは思うが
初めて着物を着る際にやはり気になるのが着崩れ。
一番の着崩れは襦袢衿が開いてしまってぐだぐだになるか着物の下にもぐってしまうか。。。

このTシャツならその心配はない (^ー゚)v


正当な長襦袢は少し着物のことがわかってからでも遅くはない。

その時は素材と柄や色にこだわって誂えるといいと思う。


そして着物を着る。
男性の着物はおはしょりがないので、ガウンのように羽織ればいいだけ。
腰位置でベルクロのついているベルトで止めるだけでいいので簡単。

もちろん腰紐でもいいのだが、着物を合わせながら腰紐を結ぶという行為は
最初はちょっとやりにくいかもしれない。

コツは着物の内側(下前)に来る方をしっかり深く左奥へ入れて

衿の合わせ目をド真ん中にしたら角度を左右で揃える事。

(襦袢衿が左右同じ幅で覗いていたらOK)

そして、それをキープしたい。
そのキープするのにスグレ物がこれ
 “衿止め”というクリップである。
   eridome-s.jpg

これを内側に差し込むと、絶対に(笑)衿が動かないのだ。

(差し込み方は“衿止め 使い方”などで検索するといろいろ出てくる)

 そして帯。
これがなかなかめんどくさい。

兵児帯というふわふわしたごく薄の絞り染がある帯なら蝶々結びをして後に回せばいいのだが

この帯はきちんとした場所には不向き。

角帯となると結び方が数パターンある。
慣れれば簡単なのだが、
最初は少し練習が必要。


それが面倒という方は、
素材はともかくやはりマジックテープで止める角帯もある。

すでに貝の口が結んであるというウルトラなもの^^;

合わせ目を身体の前でバシッと止めたら、着物をとめているベルトの向きに逆らわないよう
後ろへ回せばおしまい。

 あとは羽織をはおって羽織紐をひっかけるだけ。



男性はほんとに自力できれいに着ることが簡単だ。

着なれてきてほかの人たちの着姿を見ているうちに

だんだんとホントの着方もしたくなるかもしれない。

そうなったらもう着物がワードローブとして活躍していける。

 ちょっときちんとしていきたい場所や
和のスタイルが合う場所など、ぜひおススメしたい (^-^)/

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宇ゐ

Author:宇ゐ
宇ゐのキモノブログへようこそ!
京都で着物スタイリスト、着付コーディネートをしています。
きものに関する出来事や気がついたことなどを綴っていきます。

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